工程評価基準を正確に伝える事の難しさ

 

生産数量は数値で簡単に表せますが、製造品質に関わる工程能力評価方法を部品サプライヤー(または企業内製造部門)へ正確に伝えるのは大変な労力を要します。

 

同じ部内であっても、他のメンバーが考えた評価方法を共有するには資料を配布してミーティングを行い、評価方法の周知に時間と労力を要しますが、これが他部門、社外の関連会社、果てはプロダクションチェーン全体となると、その労力は計り知れません。

 

「自社では何とか共通の評価基準を共有できているが、関連会社までは無理だから、とりあえずCp、Cpkの数字だけ出して貰って妥協している。」という話も聞きます。

 

社内で計算した工程能力と、部品サプライヤーが提出した工程能力指数が合わないというトラブルは良くあります。本サイトでも基本的な工程能力計算方法は掲載していますが、現実は計算式をExcelに入れてデータを流し込めば算出できるような単純な条件ではない為、このような問題が発生します。 

 

評価基準の仕様書を理解して運用する従来の方法には様々な課題が隠れています。

  • Cp、Cpkの算出方法を文書化し、共有してもベースとなる統計の知識が無い場合、理解が困難。
  • セミナーやトレーニングを実施しても、知識習得に対するモチベーションが低く、効果が薄い。
  • データを揃えるだけでも大変なのに、細かい算出基準まで精査する余裕が無い。

 


「作る」が本業の製造側から見るとデータを扱う仕事は「厄介事」です。

有益なフィードバックも無ければ取り組むモチベーションは更に低下します。

 

上記は、これまでQ-DAS導入時の相談で多かった課題の一つです。組織が大きくなり、プロダクションチェーンの規模が大きくなる程、この課題は顕著に現れます。

 

この課題解決のポイントは

  • 細かな評価基準の理解を前提としない運用
  • 本業以外の作業で製造側に負担をかけない仕組み

の2つにあります。

 

Q-DASの評価戦略機能は、この煩雑なプロダクションチェーン間の評価基準共有問題をスマートに解決します。

 

  

Q-DASの評価戦略とは?

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