Archiving(データのアーカイブ)

何のデータがいつまで必要?

 

データを消去しなければ、データベースの容量が膨大になり、アクセス速度が低下します。

 

データを自動収集しデータベース(DB)を構築する一連の作業では、様々な中間生成ファイル(バックアップ、ログ、エラーファイル等)が生成されます。

トラブルシューティング、誤ったデータの削除、DB破損等に対応する為、これらのファイルも一定期間必要とされますが、消去しなければ徐々にディスクスペースを圧迫します。 




特にDBは一定サイズをキープしなければレポートの作成やデータ分析のパフォーマンスに大きく影響します。

 

1日に発生するデータボリュームによりパフォーマンスを維持できる保存期間は変わってきますので、最初にどのくらいのスピードでデータボリュームが増加するか試算し、必要なディスク容量やデータサーバの数を予測しておかないと希望する期間のデータを保存しておけなかったり、パフォーマンスが低下してしまう等の問題が後々発生します。

 

 

データトランスファーソフトウェアのQ-DMを使えば、データボリュームが多い場合は複数のDBへ分散してデータを登録して管理する事が出来ます。

システム構築時に良く検討から抜けてしまうのが、システムトラブル発生時の対応や、不要なデータ消去、アーカイブ作業です。

 

データベース破損時はどのファイルを書き戻せばよいのか?

トラブルシューティングの時に必要なログファイルは?

エラーログ、アーカイブはどの程度の期間保存するか?

 

これらを予め決めておくことでダウンタイムを最小限に抑え、安定したシステム運用が可能となります。

導入時は初期コストばかりに目が行きがちですが、こういった事前準備でランニングコストが大きく変わります。

 

 

弊社では、導入前の打合せで、データ収集からデータの保存期間までのフローを検討し、極力マニュアル操作によるメンテナンス作業を低減する提案をしています。