CAMERAコンセプトとは?

アウトプットから必要なインプットを見極め計画、設計

 データを扱う工程をQ-DASではCAMERAコンセプトと呼ばれる6ステップで品質データ処理の工程全体を捉えています。C・A・M・E・R・Aとはそれぞれ、

 

C=Collecting (データの収集)


A=Assessing(データの査定

 

M=Managing(データの管理)

 

E=Evaluating(データの評価)

 

R=Reporting(レポーティング)

 

A=Archiving(データの保存、アーカイブ)

 

を意味します。

 

データ収集を行う場合、その先には必ずデータ活用目的があります。「データのみをとりあえず収集して将来に備えたい。」という声をよく聞きますが、これは間違いです。最終的にどのような形でデータを表示させ、誰が何の目的で見るレポートを作成するかという要件を初めに検討し、その為に必要なデータベース構造を設計し、必要なデータに絞ってデータ収集する項目を決めるというデータフローを逆に辿る手順で検討するのが最も無駄が無く、且つ漏れがありません。「とりあえず」集めたデータの中に必要な情報が揃っていなければ結局全てのシステム設計をやり直す事になり、二度手間です。

 

データ収集ソフトを購入したものの、有効活用する手段、目的が無いまま、誰にも使われる事のない膨大なデータが日々溜まっていくという問題を抱えているというユーザは大変多く存在します。

 

昨今データ収集、分析の自動化によるコストダウンが声高に叫ばれていますが、実際はデータ自動収集、管理分析のインフラを整える為には大きなコストがかかります。従って「とりあえず」収集するのではなく、本当に必要なデータを厳選して収集し、可能な限りコンパクトなデータベースで運用し、データが最大限に有効活用されなければ、真のコストダウンは実現できないのです。

 

これら6つのステップは独立しているものでは無く、1つのステップが他のステップと密接に関わっている為、個別で検討するのではなく、データの入り口(収集)からデータ構造化、分析を経て保存、アーカイブに至るところまでをトータルで検討する事が品質ビッグデータ活用のキーです。

 

Q-DASは8000社を超える採用企業へのコンサルティングを30年以上行ってきた実績からCAMERAコンセプトを考案し、そのコンセプトに従ってユーザへ提案されるシステムのデータの有用性、安定性、将来拡張性は、他の類似ソフトウェアの追随を許さない非常に強力なシステムです。