2021年1月6日にQ-DASバージョン13の提供を開始致します。

 

旧バージョンをご使用のお客様は無償アップグレード頂けます。

新機能ピックアップ

Q-DASバージョン13には、AI(Augmented Intelligence:拡張知能)機能が実装されます。

 

5Gの通信網サービスの提供開始に伴い、今後生産設備のIoT技術は更なる普及が見込まれます。

生産性向上に向けたビッグデータの活用は、多くの製造業が主要テーマとして挙げていますが、AIの具体的な活用事例はまだ殆ど広まっていません。

 

AIを導入する為には、ラーニングの基礎となるスマートデータ※1が不可欠です。

測定機器、センサ、PLC、NCから出力される多様な情報を、用途に合わせて高度に統合するQ-DASのデータマネージメント技術と、自動車業界標準ツールとして蓄積されたノウハウを融合させ、現場で求められる2つの追加AIモジュールがリリースされます。

 

※1 規則的に整理、構造化されたデータ


DS(ダイナミックサンプリング

proellaモジュールは、デジタルノギス、マイクロメータ等からリアルタイムにデータを収集、評価する機能が備わっていますが、製品を測定するサンプリング間隔(10個に1回、30分に1回等)は、これまで過去の経験値から画一的に決定されていました。

 

DSは不良率の変化や、工程の安定度の変化に応じて動的(ダイナミック)に検査間隔の変更を提案します。評価基準はこれまで通りカスタマイズ可能な評価戦略に基づいて行われる為、サンプリング間隔は自社で設定した評価基準に照らし、検査労力と品質のバランスを考慮した、最も経済合理性の高い頻度をAIが提案します。 



IMCインテリジェントマシンコントロール)(2021年中旬追加予定)

工作機械の最適なツールオフセット値を予測、提案します。これまでは加工中の工具摩耗によって変化するオフセット量は加工距離から推測したり、機上計測センサ等で都度管理する手法が主流でした。サイクルタイムの限られた量産工程では機上ツール計測による時間ロスや、切粉や構成刃先※1により生じる誤計測から、誤ったオフセット値がセットされるという問題がありました。

 

この課題に対応する為、加工後の部品計測データとオフセット情報の相関を学習し、適切なオフセット値を機械へフィードバックする機能としてIMC(オプション)を追加しました。 



新機能1:OCB(オペレータ コントロール ボード

 品証・検査部門では加工した製品(部品)目線でのデータが必要であり、通常下図の様な製品と測定・検査特性を軸としたデータを扱います。しかし製造(加工)部門はワーク自体の検査結果と合わせて、機械、工具の状態に関する情報の重要性が高く、異なる視点が必要とされます。

 

OCBは製品検査データの追加情報である機械番号(名称)、工具番号を使って、品質データを製造部門目線のデータに再編します。

機械をトップレベル情報として情報を表示し、機械名をクリックすると、工具レベルの情報へドリルダウン(深堀り)されます。下の例ではマシニング1の情報を1段深堀りすると、3番の工具が多くのNGを削り出している事が見て取れます。

OCBを使った情報の深堀はこれだけではありません。OCB詳細はコチラから。



その他の新機能2:PLV プラントビュアー(2021年下旬追加予定)

 

バージョン13ではWEB機能が強化が予定されます。

これまでのqs-STAT WEB、solara.MP WEBが更に強化され、新たにPLV(Plant Veiwer)が追加されます。

PLVでは工場全体のプロセスのモニタリングとアラーム履歴閲覧機能が実装されます。


※開発中画面の為、リリース時には異なる場合があります。


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